11月のA la Tableは、アトリエ・ジュンコさんとのコラボレーションレッスンでした。
前回の6月のコラボレーションレッスンは、渓流をイメージしたテーブルでしたが、 今回のテーマは、フォレ・ノワール。 ヨーロッパの黒い森をイメージして、針葉樹をたっぷり使ってテーブルを整えました。 お料理は、アルザス地方のお料理を中心にコースを考えました。 Kouglof au jambon fumé et fromage チーズ風味のクグロフ 小さなクグロフ型で可愛く焼いたケーク・サレに紫キャベツのサラダを添えて。 サラダにあしらったのは、自家製の鹿肉ベーコンです。 Cuisses de grenouilles à la meunière グルヌイユのムニエル グルヌイユの盛り付けには、FEELING'SのBassinを。 黒いお皿に、グルヌイユや大蒜ソースの白、パセリソースのグリーンが良く映えました。 Cuisses de grenouillesとは、蛙のモモ肉のこと。 蛙食べるの初めて~という方も多く、皆さんの反応がちょっと心配だったのですが、 美味しい~と言って頂けて良かったです。 パセリソースと大蒜のソースでいただく、この一品は、 「水の料理人」と言われたベルナール・ロワゾー氏のスペシャリテ。 どちらのソースも、作るのは簡単で、蛙ちゃん以外にも、 白身のお魚や、鶏肉、魚介類にも合います。 蛙は、なかなか手に入りにくい食材ですが、他の食材で応用してみてください。 ムニエルにしたモモ肉の他に、小さなすね肉にペルシヤードをまぶしてフライにしたのですが、 これが、なかなか好評でした。(これは、ロワゾー氏のレシピにはないもので、オリジナルです。^^) Sauté de chevreuil, sauce poivrade 蝦夷鹿ロースのソテー、ポワヴラードソース メインは、蝦夷鹿のソテー。 今回のコラボレーションレッスンで、メインにこのJaune de chromeのCherryを使う、と決まった時、 なぜか、このお皿には、鹿だ!と思ってしまったのです。 実際に盛り付けてみると、鹿肉の鮮やかな赤とCherryの色合いが、お互いを引き立てあって、 とても綺麗でした。 ソースは、ポワブラードソース。 鹿のフォンとフォン・ド・ヴォーを合わせて、胡椒やジュニパーベリーの香りを効かせたソースです。 丁寧に煮詰めて作るソースは、フレンチの醍醐味。 手間はかかりますが、仕上がりの美味しさは格別です。 このソース、鹿肉とのお味の相性も抜群でしたが、ソースの色合いがお皿のチェリーレッドともぴったりでした。 Forêt-Noire フォレ・ノワール デザートは、フォレ・ノワール。 今回のテーマには、これしかないでしょ、というデザート。 黒い森、と言われる針葉樹地帯は、フランスではアルザス地方に多く見られます。 アルザス地方はまた、サクランボなどの果物の産地でもあります。 このお菓子は、黒い森をチョコレート生地やクリームで表し、土地で採れるチェリーをあしらったお菓子です。 デザートには、Jaune de ChromeのAguirreのシリーズから、 アミューズプレートを選びました。 見込みの部分が黒いお皿は、洋食器には少ないですが、意外と使いやすいのです。 特に、このアミューズプレートは、見込部分が小さいので、 シンプルな盛り付けで一層お料理が引き立ちます。 6月から始まったアトリエ・ジュンコさんとのコラボレーションレッスン、 2回目も、こんな風に、無事終了しました。
by alatable2
| 2015-01-02 18:59
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